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『江古田集合住宅計画』/リンクボイドのある家
東京建築士会50周年記念実施設計競技 上位22選

長く落ち着いて住める住環境形成が求められました。賃貸住宅13戸とクライアント住宅のコンプレックス計画。

    A 14 HOUSE > 14 HOUSES

    『ひとつひとつの住宅がお互いに集合することで、ひとつの住宅では実現できない集合体の効果をいかに発揮するか』

    をテーマに住宅数14戸の積層した長屋を計画しました。一見すると周辺住宅のボリュームとスケールを合わせた小住宅の集合に見えますが、ここでは、集合することにおいて1件の住宅では不可能な空間構成を試みています。
    具体的には、各棟と各棟に挟まれた外部空間(リンクボイド)をいくつかの住宅で共有し、そして横断しあうことで、いわゆる南面配置にこだわることのない、多様なすまいの場を提供しています。このような空間形成方法を行うことにより、計画数14の住宅では、画一的な間取りに捉われることのない14の特徴のある生活が実現可能となります。住人相互間で、壁やリンクボイドの光や空気を共有しあいながら、できるだけより多くの場を専有しあうことが可能なように、壁や緑化チューブを配置しています。また、住人自身が専有スペースをコントロールできる自己調整可能な可動式パーティションを開閉することで生活領域を調整し、そして獲得し合いながらすまいの場を形成していきます。
    平面計画では、このような考え方にもとづき、4.5Mと6Mの正方形を生活空間の基本領域として設定し、それを1/2あるいは1/4に分割したスペースに住宅のもつ必要機能を配置しています。ひとつの正方形(住棟)を共有しつつ、各住宅の専有スペースを分割して獲得していくという方法で、多様な領域を形成しています。

全体計画の考え方

■領域の属性

住人の属性に対応する基本領域は、大きく3つに設定され、加えて+αの拡張領域が用意されています。多分節化された生活領域は、+αの拡張領域を囲い込むように占められており、相互をゆるやかに結び付けています。
また、従来の共同住宅に見られる共用廊下や共用階段といった共用領域は存在せず、その分できるだけ多くの領域を専用化できるように基本領域を設定しています。

■生活領域の拡張性

各住棟の中心の位置に生活における経年変化に対応する+αの拡張領域を設定しています。
この+αルームは、ミニキッチンとトイレが設置され、生活の基本領域となる各住戸の拡張領域として扱われます。賃貸契約もウィークリーやマンスリーとすることで、あらかじめ用意している生活領域にフレキシビリティを与えます。同時に先行工事部分の領域の拡張として有効に機能するように考えています。

■生活領域の拡大

各住棟は多棟配置され、相互の間には採光や換気を可能とする半外部空間(リンクボイド)が挿入されています。各住棟はいくつかの住宅のエントランスを持ち、ひとつの住宅は複数の棟を横断した生活空間を所有します。同時に住棟に挟まれた外部空間の専用化利用も可能になり、各住戸に室内のみに限定しない空間的な広がりを与えるとともに、オリジナリティのある変化に富んだ空間を形成します。

クライアント住宅内部

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